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2015 年 10 月 16 日

お客様よりいただく比較的多いご質問について

お客様よりいただく比較的多いご質問について、回答を記しますので参考にしてください。

最近のアンプはACインレットタイプの電源ケーブルで交換が可能なタイプが主流であるが、ウエスギアンプの中には、電源ケーブルがセット本体より直接出力されているものがあるがなぜか?
および他ケーブル一般のご質問

オーディオ機器の電源ケーブルが音質に影響する事はかねてより知られておりましたが、故上杉佳郎氏は電源ケーブルによる音質調整は、それ以前にやるべきことがある事、低品質の外部電源ケーブルを使用する事による安全性ならびに音質の劣化を懸念され固定としておりました。
しかしながら新生上杉研所といたしましては、十分な知識ならびに判断力をお持ちのユーザーが増加しており、オーディオの楽しみを広げる機能でもあると認識を改め新商品よりACインレットタイプに改めました。

電源ケーブルに関しては安全規格を満たしている事が選択の第一条件です。
同規格を満たしていない電源ケーブル(単線構造)も市場に流通しているようですが、長期使用で発熱し火災に発展するケースもありますので絶対にお避け下さい。また高価な電源ケーブルの中には特異な音質傾向を有するものもあるようですが、ながく聞いていると刺激的な音が耳につき疲れるとの報告も受けておりますのでご注意ください。ウエスギアンプに添付の電源ケーブルはそれらのすべてを満たしておりますので安心してご使用ください。

ラインケ-ブルに関しては送り出し機器の出力インピーダンスに左右されます。
管球アンプの場合は比較的出力インピーダンスが高いので低容量型のケーブルが望ましいでしょう。
尚、スピーカーケーブルに関しては管球アンプの老舗メーカーとして、管球アンプに最も適したスピーカーケーブルをU・BROS-SC1として開発し商品化いたしましたので、ウエスギアンプに限らず管球アンプに是非ともご使用ください。

MCカートリッジの昇圧はアンプとトランスではどちらが良いか?

MCカートリッジの出力インピーダンスが低いもの(概ね30Ω以下)はMCステップアップトランスによる昇圧が音質面で良いようです。
最近は少なくなりましたが、100Ω以上のMCカートリッジはアンプ方式の方が良いようです。
ウエスギでは以前MCカートリッジ用の昇圧トランスを製品化していましたが、トランス納入元のタムラ製作所の意向(大幅なコストアップ)により生産を中止いたしました。MCカートリッジメーカーは例外なくそのカートリッジに最適な昇圧手段(アンプないしトランス)を製品化していますので、それを用いるのが最良といえます。

6Ωスピーカーはどのように接続すればよいのか?

現行生産のアンプは4,8,16Ωスピーカーに対応しており、スピーカーケーブルのマイナス側を0Ω端子にプラス側をスピーカーのインピーダンスに対応する端子へ接続してください。
6Ωスピーカーは対応するプラス側端子がありませんが、多くの場合8Ω端子に接続する事をお勧めします。
理由はスピーカーのインピーダンスは周波数特性を持っており最低インピーダンスをもってスピーカーのインピーダンスを表わしている例が多く、公称インピーダンスよりも実効的には高い場合が多い事、ならびにウエスギアンプの場合正規のインピーダンス接続の場合でも出力管に無理をかけない軽い動作をさせているため、少々の低負荷でも充分な駆動力を発揮できるためです。

真空管アンプは発熱量が多いと聞くが、設置にあたり注意点は?

プリアンプ、パワーアンプを問わずトランジスターアンプにくらべて発熱量は大きいのでご注意ください。
セットを設置する四方(上下ならびに前後)が解放されていればセットの上部余裕は10cm以上あれば問題ありません。

前面にしか開口部がない穴ぐらに押し込むような、設置場所は空気の対流が制限されますのでお避け下さい。
またパワーアンプは重量があり床に直置きされる場合が多いですが、窓際の床に直置きされますと、暖房事情によってはシャーシーに結露を生じ錆等が進行し故障の原因となりますので、床から30cm(目安)以上の高い場所に設置してください。
また注意点として厚手の絨毯の上などに直置きして、セット底板の吸気孔を塞ぐ事のないようにご注意ください。

トランジスターアンプとの組み合わせについて

トランジスタープリアンプとの組み合わせは全く問題ありません。
但しトランジスターパワーアンプの中には入力インピーダンスが低いものがあり、当社のローコスト型プリアンプU・BROS-31では充分に駆動できない場合がありますのでご注意ください。
この他のプリアンプU・BROS-28、U・BROS-2011P は充分な駆動力のある強力なラインアンプで構成されておりますので全く問題ありません。
ウエスギアンプは真空管式で高い入力インピーダンスを確保しているのでトランジスター、真空管式を問わずCDプレーヤー、フォノアンプといったソース機器を接続できます。